欧風薬膳カレーとは②

欧風カレーの外せない定義として挙げられるのは、「小麦粉」です。
元々インドのカレーは小麦粉は使いませんが、昔、インドを植民地にしていたイギリスが、インドでカレーを食べ、のちにスパイスを本国へ持ち帰り、イギリスのシチューにスパイスを混ぜて食べていたとも伝えられています。
そのシチューの中には、小麦粉が入っています。
そしてさらに、イギリスへ出向いた東郷平八郎などの軍人により、カレーに似せて作らせたものなど、日本へ異国の食文化がもたらされ、改良に改良を経て、日本独自の料理ができていきました。
その代表でもあるのがカレーであり、いろいろな歴史ができました。

コクがあってスパイスがほどほど利いていて、ドロッとした食感のカレーソースになるまでに、幾度も幾度も研究が重ねられ出来上がったと思います。

元々、この【欧風カレー】の定義である小麦粉を使う由来は、いくつかあるのですが、上記でも述べたように、イギリスの食文化からくるものも大きくあり、のちに日本のホテルシェフが独自のホテルカレーメニューを創作するにあたり、大きくカレーソースの向上が飛躍したとも言えます。そして、ほかにも海上自衛隊の乗組員が毎週金曜日はカレーの日という文化が名残としてあるようですが、その由来にもいくつか理由があるそうです。
カレーは重労働の乗組員たちにもお皿とスプーンで簡単に盛り付けて食べられる栄養に特化した食べ物で栄養も満点です。そして、そばやうどんなど、すする麺類などは敵艦にその音も拾われてはいけませんので音の立てずらい食事としてカレーが抜擢されていました。そして、船内は潮の流れなど、海底でも揺れることがあるそうで、そのため揺れてもお皿からこぼれないように小麦粉でとろみをつけたそうです。

また戦時中、様々な年齢の出兵隊がカレーの作り方を教わり田舎に戻った人々は各地でカレーを作って広まったともいわれております。
このように様々なシチュエーションでカレーは味の変化も多様になっていきました。
詳しくは下記へアクセスしてみてください。いろいろな日本のカレーの歴史を紹介してくださってます。

欧風薬膳カレーはそんな従来の欧風カレーの様に、ドロッとした粘度ではなく、非常にサラサラとしています。小麦粉は美味しいのですが、体内への吸収へのエネルギー消費が大きく、負荷がかかります。
私自身も小麦粉を使った料理は大好きなのですが提供するカレーは、コンセプトである【どこのカレー屋もやってないであろうことをやる】ですから、提供する私のカレーは、小麦粉の量にもかなりこだわりました。
そして野菜や果物等をピュレ状にして約一週間煮込んで出来上がる欧風薬膳カレーのサラサラ感はその煮込み期間も影響しているようですが、大きくは小麦粉の量が関係しているといえます。
仕上がったカレーソースは、ゆるいソース状でスープカレーの様とまでは、いきませんが口に含めば自然に流し込めるソースです。

小麦粉が相当少ないのも要因であるとは思いますが、粘度のない欧風薬膳カレー特有のサラサラ感、液体状ですので体内吸収は早いようです。そのためか、お客様そして私達スタッフも、このカレーを食べ続けてきましたが、この欧風薬膳カレーは体内への負担もかかりずらいようです。そして、腹持ちか良いのも特徴です。


ですが、食べ過ぎでのご負担の方は自己責任でお願い致します！

欧風薬膳カレーは小麦粉を最小限量で使用してますが、それにもかかわらず、腹持ちの良さもあります。お客様の中には、ランチで食べて、その日の夜食はいらないという方もいます。そして私たちスタッフもですが、特に体調の優れない日はこのカレーを食べて調子を取り戻しますし取り戻せます。もちろんそういった症状の改善は個人差にはよりますが、お客様の中にも、「夕べ飲みすぎて」や「風邪気味で」など、様々な理由で来られる方も少なくはありません。この欧風薬膳カレーで調子を取り戻す・整える・症状の改善といった方は結構多いです。ご期待に添えなければ残念ですが、私自身、効果はあると思います。

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