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欧風薬膳カレーとは③

欧風薬膳カレーとは③

ほうれん草もカレーに合いますよね!このほうれん草の根元の赤い部分には、骨を丈夫にする効能があるマンガンと呼ばれるミネラルが含まれています。ほうれん草全体としては

β-カロテン、ビタミンAが豊富 – 皮膚や髪の健康維持、美肌にも効果的

鉄分も豊富 – 葉酸が鉄分を吸収促進、貧血や冷え症予防の効能

意外と多いカリウム – むくみ改善の効能、高血圧の予防

ビタミンEで血行促進効果 – 肌のツヤ、血色も良く

止血の「ビタミンK」- 止血効果、丈夫な骨の形成

ビタミンCは生活習慣病の予防に効果的 – ハリのある肌に効果的

と、いう事なしのスーパー野菜です。カレーと一緒に是非食べてみてはいかがですか!

カレーにとって重要な「油」をあえて使わないことの重要性

まず、ご存じの方も多くいらっしゃると思いますが、市販のカレールーや、日本国内ほとんどのカレー店でも、カレーの仕込みには「油」を使用していると思います。
「油」はどのカレーにとっても、とても重要な材料です。ですが、だからこそ、私は油に頼りたくない、使いたくないと思いました。油を使用する従来のカレーを批判している等の事ではございません。
私は、今までにない新しいカレーに挑戦したいという一心でこの欧風薬膳カレーを開発しました。
そしてですが、その重要な「油」を使用しないことについて、私の見解をまとめてみましたので、このブログで述べたいと思います。

市販のカレールーに使われる「油」の重要性

いろいろある市販カレールーの原材料明記には、食用油脂(パーム油、又は、なたね油)そして動物性油脂と書かれている商品が多いです。その中でも食用油脂のパーム油が多くの市販カレールーに使用されていることと思います。
このパーム油は、世界で一番生産量の多い油で価格が安いことで知られています。そして飽和脂肪酸が多いですから酸化に強く、また常温で固体であることも利点です。多くのメーカーが商品として様々な難問関門を超えてカレールーがスーパーの棚に並べられるわけだと思います。そのため商品開発として油の重要性が見えたと思います。ですが商品を保つために使われる油の含有量は市販のカレールーに、なんと全体の3分の1程と相当な量の油が、市販のカレールーには含まれているということなのです。ちょっとびっくりですね。しかも飽和脂肪酸なので体内では溶けにくく中性脂肪・コレステロール値が高くなります。なんでもそうですが食べすぎには注意が必要なのです。気をつけましょう。

いろいろなお店のカレーに使われる「油」の重要性

日本国内には様々なカレー屋さんがございます。当店もそのうちの一店ですが、
店の肝であるカレーの仕込みで必須使用に近い材料は、これも「油」だと思います。
牛脂やラード、鶏油、ギ―、バターなどの動物性油から、なたね油、べにばな油、こめ油、オリーブオイル、サラダ油などの様々な植物性油まで。それぞれの脂質、風味やうまみも異なり多くの油があって作り手もどの油を使うか等、こだわりや個性が出やすい食材だと思います。
油は、風味・うまみ・香りなど食材の魅力を最大限に引き出してくれます。
スパイスオイルなどの万能な調味料も作る際は、油とスパイスを扱う火加減により、香り・風味を引き出したり、移したり、閉じ込めたりと、油は様々に大活躍なのです。

食材の魅力を引き出す「油」を使わない理由

油を使うカレーは私自身大好きなのですが、では、何故「油」を使わずにカレーを作るのかと言いますと、当店のコンセプトにある「ほかのカレー屋さんが恐らくやっていないであろう事をやる」という事と、身体に負担をかけないカレーを作りたいという事と、油を使わない欧風カレーを存在させたいという事で制作し始めて、試行錯誤を重ねまして出来上がったのが当店の欧風薬膳カレーなのであります。
従来、カレーは仕込みで油を使うポイントがたくさんあるのですが、そのポイントをいかに外して、違う方法で本来の欧風カレーに匹敵ができないかと、チャレンジして出来上がったのがこの欧風薬膳カレーなのです。 つづきは次回です!

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