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冷凍欧風薬膳カレー・冷凍カレーのおすすめの食べ方⑤

冷凍欧風薬膳カレー・冷凍カレーのおすすめの食べ方⑤

薬味や箸休めになる福神漬けや、らっきょうの甘漬けなど、カレーには甘い漬物が合います。その一つでもある、つぼ漬けも引けを取らづに、相性が合います。福神漬けもつぼ漬けも両方甘い大根を使った漬物ですが、甘い大根の漬物は相性がよいのでしょうか。べったら市で有名なべったら漬け甘い漬物ですが、臭いがなかなか強いので、試してみる価値はありそうですね。カレーにまつわる漬物の歴史を少しですがまとめてみました。

おすすめトッピング⑤ 【つぼ漬け】

壺漬け(つぼづけ)とは、干し大根の刻み醤油漬の一種で、鹿児島県など南九州の伝統的な漬物です。
甘くみりんなどでも味付けのされた漬物で、酒のつまみや箸休めにも最適ですが、福神漬けの代わりにもなるカレーにうってつけでもあります。甘い漬物とカレーの相性は抜群ですよ!

何故、漬物がカレーにまつわるようになったのか。まずは福神漬けの歴史

明治初頭の1885年頃に東京・上野の漬物専門店「山田屋」の店主・第15代野田清右衛門が開発し、全国に広まったそうです。この野田清右衛門は発明好きでもあったそうで、今まで主流だった塩漬けとは違うヒット商品を作るため、約10年の歳月をかけて、当時では画期的な醤油とみりんで漬けた福神漬けを開発したそうです。
苦労した甲斐があり、瞬く間に広まっていったそうです。
また、福神漬けという名前になった理由として、諸説あるのですが、この漬物を気にいった当時の流行作家である梅亭金鵞(ばいていきんが)が、7種類の野菜(大根、茄子、カブ、瓜、シソ、レンコン、なた豆)を七福神と同じ数であることからヒントを得たのと、店が近隣である上野不忍池の弁才天の近くにあった為「福神漬け」とつけたそうです。

何故、漬物がカレーにまつわるようになったのか。由来

カレーライスとの出会いは大正時代になります。
かつて日本郵船の欧州航路客船の一等船客に、提供されたカレーライスに添えられていたそうです。

そもそもインドカレーにはチャツネ(フルーツなどを甘く煮たもの)を添えて一緒に食べる習慣が今でもありますが、当時のカレーを提供する際、日本にはチャツネがなく福神漬がチャツネと似ていたから添えられたらしいです。
チャツネは日本では不評だったそうで、チャツネに影響を受け福神漬けを赤くしてチャツネに似せて出したといわれています。
また【たくあん】が当時の二等・三等船客にはカレーの添え物として、出されていたようです。改良開発されていなければ、今でもカレーのお供は、もしかしたら、たくあんだったのかもしれませんね。
福神漬けが甘口で日本に広まったのは、みりん漬けの甘みだけではなく、当時、軍隊で出されていた缶詰の福神漬けが砂糖で甘く味付けされており、これが故郷に帰った将兵により全国に伝わったからだそうです。
これがザックリとした漬物とカレーとの歴史です。

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