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欧風薬膳カレー・冷凍カレーに使用するスパイス その⑫「キャラウェイ」

欧風薬膳カレー・冷凍カレーに使用するスパイス その⑫「キャラウェイ」

キャラウェイには、スパイスとして食べるだけではなく、スピリチュアルで不思議なパワーがあるとされており、昔から人や物を引き留めたり結びつけたりする力があると信じられてました。またキャラウェイの実は失せもの防止の魔除けやお守り・また人を引き付ける不思議な力があるとされ、惚れ薬の材料としても用いられていたそうです。さて、そんな不思議なスパイス、キャラウェイとはいったいどんなスパイスなのでしょう。

キャラウェイとは

2年めに白い花が咲く二年草で、セリ科の仲間です。スパイスとなる部分は実の部分です。褐色になったら茎ごと収穫して、10日ほどおいて完熟させてから乾燥させます。キャラウェイは、アジア・東ヨーロッパ・北アフリカが主な原産といわれています。現在はアメリカやロシアなどでも栽培されており、世界中の様々な料理に使われています。
別名【ヒメウィキョウ】と呼ばれ、アラビア人が【カラーウィヤー】と呼んでいたため、その名がつけられたと言われています。
柑橘系の爽やかな香りが特徴で、ほのかのな甘みとほろ苦さも持ち合わせております。
葉や茎も余すことなく食べられて、スープやサラダにして食べる人も多いようです。

キャラウェイの効果・効能作用

キャラウェイには、口臭予防や消化促進、そのほか腸内環境を整え、利尿などの効能があると言われています。また、リラックス効果もあるといわれており、柑橘系油やユーカリ油・ペパーミント油など他のハーブ油と併用すると、効果がさらに上がりアロマオイルにもになると言われています。
整腸作用もあるので、便秘や下痢・お腹が張っていたりガスがたまっていると感じた時は摂取してみると効果があるそうです。

キャラウェイの利用方法

キャラウェイの代表的な利用法としては、もちろんカレーのスパイスとして利用することも大きくあるのですが、その他にもたくさん利用する料理があります。その主な料理はドイツなどの郷土料理や、ソーーセージの付け合わせで知られているザワークラウトです。キャベツの塩漬けで、キャラウェイとの相性は抜群です。ソーセージの箸休めにはもって来いの味付けでお好きな方も多いのではないでしょうか。
また、直接ソーセージの中にキャラウェイを混ぜてしまうキャラウェイソーセージもあるそうです。
そして、キャベツ以外にも、野菜の煮込み料理やミートローフ、オムレツやパンなどにもよく合い、ゴマの様に実を軽く炒ってそのまま食べると、プチプチと弾ける食感も同時に楽しめます。
クッキーにも合います。甘いクッキーにも・チーズクッキーの様にしょっぱいお菓子にも合います。

その他変わった利用方法

なんとなんと、キャラウェイには虫を遠ざける「忌避効果(きひこうか)」というものがあるそうです。私たち人間にとっては、ハーブやスパイスはすごくいい匂いと感じ、アロマやリラックス効果を生むキャラウェイですが、虫にとっては苦手なにおいと感じるのでしょうね。そのため虫を寄せ付けない対策になるそうです。確かに、田んぼにいる害虫などにも、唐辛子やニンニクスプレーを苗や稲穂に吹きかけると寄せ付けないと聞いたことがあります。薬を使わない、天然の害虫対策になるわけですね。虫を遠ざける効果を「忌避効果(きひこうか)」というそうです。ハーブやスパイスには殺虫効果はございませんが、素晴らしいですね。

特に、家の中に棲みつくゴキブリには効果覿面だそうで、キャラウェイシードを活用して防御しましょう。キャラウェイはゴキブリにも忌避効果が高いのだそうです。玄関やベランダなどから侵入してくるので、まずはその周辺にお皿やアルミホイルやキッチンペーパーなど受け皿になるものの上に一握り程度のキャラウェイシードを置いておくと良いそうです。そのほか、ゴキブリの侵入しそうな場所に徹底的に置き、出没しやすいキッチンなどにも置いておくと効果があるそうですよ。

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