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欧風薬膳カレー・冷凍カレーに使用するスパイス その⑭「パセリ」

欧風薬膳カレー・冷凍カレーに使用するスパイス その⑭「パセリ」

当店では、カレーを皿に盛りつけた最後に彩りと風味の為にカレー全体に振りかけています。パセリは大変万能なハーブで、様々な料理の付け合わせや、盛り付けの彩りを豊かにしてくれます。苦味が強く、苦手な方も多いかと思いますが、パセリは栄養価が高く、付け合わせの役目だけではないのです。パセリを捨てずにしっかり食べて、栄養補給をしましょう。

パセリとは①

セリ科の二年草で濃い緑色の縮れた葉が特徴です。2年目の夏に緑がかった黄色の花が咲き、種子ができると枯れてしまいます。ヨーロッパの中部から南部・アフリカ北部・地中海沿岸地方などが原産です。日本には江戸時代に渡来して,明治初年に野菜として導入されたそうです。和名では「オランダぜり」と呼ばれます。特有の香りと味があり,ハーブや香味野菜として用いります。葉は先端から次第に細裂して裂片は縮れます。茎も食べられて、その茎は開花時に約1メートルの高さまで成長します。白っぽいの小花を多数つけます。ポピュラ-な料理用ハ-ブで、肉や野菜料理の飾りに使われます。
効能効果にも優れているハーブです。

パセリとは②

正直、パセリのイメージとして、【添え物・残り物・あまりもの】と、あまり良いイメージがあるといえないような感じもあると思います。ですが栄養・効果作用に大変優れたスーパー食材なのです。
そもそもパセリとは、野菜なのか?という疑問もあると思います。日本には江戸時代に渡来して、馴染みがまだ浅いと思いますが、西洋や中東地方ではハーブや野菜として扱われている非常にポピュラーな野菜なのです。分類では【セリ科】ですので、独特・特有な風味・香味がします。この独特な味を生かして、西洋料理には肉や魚料理の臭み消しに使われています。エスカルゴを食べるときの緑色のソースは、パセリをみじん切りにして、バターに練り込んだもので、溶けたバターをパンに染み込ませて食べたりします。また複数のハーブや野菜と束にしてスープの出汁や刻んで香り付けにも使われています。
中東地方でも、ハーブや刻んでサラダにして食べるのがポピュラーだそうです。そのほか、炒めるなど、火を通せば独特な風味も薄まり食べやすくしている料理も多いようです。

パセリの効能・効果

パセリは美容や健康維持に欠かせない栄養素が含まれています。そしてたくさんの効能効果もあるので、軽く紹介いたしますと、
・食物繊維
・炭水化物
・ビタミンA
・ビタミンB
・ビタミンC
・ビタミンE
・ビタミンK
・タンパク質
・カリウム
・マグネシウム
・カルシウム
・鉄分
と、たくさんの栄養素を含む野菜なのですね。それぞれどのような効果をもたらす栄養素なのか、もう少し詳しく説明していきますと、

●鉄分やカリウムは人体を支える大切なミネラルです。カリウムは体内の塩分(ナトリウム)を、尿とともに排出する作用があるとされており、塩分のとりすぎが原因のひとつでもある高血圧の予防に役立つとされています。
また塩分の過剰摂取であるといわれている【むくみ】ですが、塩分を多くとると、体内の塩分濃度を下げる作用が働き、そのため体内に水分がたまり、むくみとなってあらわれるのだそうですがカリウムの作用で塩分を尿とともに排出することによって、むくみの予防に効果があるそうです。

●鉄分が多い野菜として、【ほうれん草】という方が多いのではないでしょうか。ですが、パセリはほうれん草の4倍もの鉄分が含まれているそうです。カリウムや鉄をはじめとするミネラルは、体内で合成することができないため、食物からとる必要があります。
ミネラル不足の予防に、パセリはぴったりの食材とされているのです。
そのため貧血予防に役立たれる野菜です。積極的に摂取していくといいと思いました。

●ビタミンKが多く含まれてます。
ビタミンKは野菜のほかにも、魚介類にも含まれ、また腸内の細菌によってもつくられる栄養素です。またカルシウムを補助する作用があり、カルシウムを骨に定着させようとするそうです。夫な骨の形成にも不可欠な栄養素とされています。またビタミンK不が足すると、血液を固めるはたらきが低下して出血が止まりにくくなる、などの症状がでるそうです。

●ビタミンCの含有量は、野菜のなかでいちばん多く、活性酸素を抑制する作用があります。
また、抗ストレスホルモンであるアドレナリンをつくりだすのに、ストレス解消にも欠かせない栄養素であるビタミンCが大量に必要となります。
活性酸素は増えすぎると、体内細胞をさびつかせてしまいます。また動脈硬化やガンなどを引き起こす要因となりかねません
老化現象や成人病、ストレスなど、われわれ現代人がかかえる問題の予防に、ビタミンCは欠かすことのできない栄養素なのです。ビタミンCの含有率が高いパセリを食べて、効率よく摂取しましょう。

●βカロテンも豊富に含まれております。
βカロテンはビタミンC同様に強力な抗酸化作用をもち、活性酸素のはたらきを抑制する効果があるとされています。また体内に取りこまれたβカロテンは、一部はそのまま吸収されますが、必要な量のみビタミンAへと変わります。ビタミンAは、肌や粘膜をすこやかに保ち、免疫力を高める効果があるとされます。疲れや乾燥から目を守り、暗いところで目が見えにくくなる夜盲症の予防にも役立つといわれています。

文:引用【パセリに含まれる栄養がすごい!残さず食べて美容と健康を手に入れよう】
https://www.msn.com/ja-jp/lifestyle/food/

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